【Pkmn】Love me! Love me!【悪の組織】
第2章 Can not I go living!?
「27…あまり私と変わらない。」
6歳差…今のご時世、6歳差はほぼ同世代。おじさん集団の中で謎に輝いて見えるアカギに柊は親近感が湧いた。
それにしても、手伝いをするというのは…どういう事だろうか。
「お手伝いとは、皆さんが機械が使えないからスマホが使いこなせる私に頼みたいという事ですか?」
R「まぁ…そういう事だ。勿論、報酬も弾ませる。仕事は暫く休んでもらいたいがな。」
「折角縁があった仕事を切れということですか…。」
R「先程、私のスマホに対する教え方、熱意…とても素晴らしいものだと思う。是非とも我々の為に協力して欲しいのだ。」
お願いします、とまでは言わないが真剣な目付きに思わずたじろぐ柊だが、他の人はやはり不満らしい。
P「私はさっきから言ってますが反対です。」
M「大体、機械類などはアカギに頼めばいいだろう。」
R「そういう訳にもいかん。アカギはパソコンは得意だがスマホの方はそうでもないし、最新機器も疎くなっている。」
G「…まぁ、私はいてくれた方が助かるが…個人的な意見だ。」
A「確かにこいつの様子見てるとろくに食事取ってなさそうだもんなぁ…。大丈夫か?」
G「余計なお世話だ。」
また騒がしくなるサカキの部屋。
既に時計は夜11時を過ぎていた。
F「…とりあえず、今日は泊まるしかなさそうですね。」
R「そうだな…しっかりと部屋は用意してある。案内しよう。」
「…ありがとうございます。」
取り敢えず、寝よう。寝たらきっと夢から覚める。柊がそう思ったのは紛れもない事実なのである。