今日は何処で、どんな風に…【文豪ストレイドッグス】【R18】
第2章 執務室で、甘く…【中原中也】
そのまま中也さんは、ベッドにうつ伏せになって、私に腰を揉むよう促す。
私は言われた通り、彼の腰を揉み始める。
「あー…そこ、そこめっちゃいい…」
「ほんとですか?良かった」
彼は気持ちよさそうに時折声を漏らしている。
私はマッサージ師でもなんでもないが、彼の役に立てたのなら嬉しい。
数分ほど、マッサージを続けた。
すると突然、彼は仰向けになって、ベッドに腰掛ける状態になった。
「ん、サンキュな。」
「とんでもないです。もう、いいんですか?」
彼は、少し考える仕草をして、
「もういいかって言われたら…足んねぇ」
「え、じゃあ、まだ揉みますよ…?」
どさっ。
私の視界が反転した。
突然彼は私を押し倒して、馬乗りになっている、という状態だ。私は驚いて、へ、と情けない声を漏らす。
「腰はもういい…なぁ、キス、してくれよ」
「…えぁ…っ!?////」
キスは、初めてじゃない。けど、私からは、多分これが初めてだ。突然のことに、どうしていいか分からず、ベッドシーツを掴む。きゅっと、シーツにしわが入る。
「お前が掴むのはこっち。」
彼の手は、私の手首を掴んで、そのまま私の腕を彼の腰に回すように持っていかれる。
そして、ほとんどくっつきそうな距離に、顔を近づけて、私にキスを促す。
「ほら、早く、俺のこと、癒してくれんだろ…?」