• テキストサイズ

今日は何処で、どんな風に…【文豪ストレイドッグス】【R18】

第2章 執務室で、甘く…【中原中也】


珈琲をサイフォンで淹れると時間がかかるので、コーヒーメーカーでさっと淹れる。


確か彼は、角砂糖ひとつと、ミルク少々…ブラックに近めの、けど甘味もあるのが好みだったはず。



「よし。出来た」


トレイに珈琲を乗せて、執務室まで運ぶ。
ノックを二回すると、彼の入れ、という声が聞こえたので、部屋に入る。





「なかは…じゃなくて、中也さん、珈琲、淹れました」

「おう、ありがとな。助かる」



彼は珈琲を一口飲んで、再び作業に取り掛かる。



机の上に散らかっている書類を整理したり、部屋の掃除やベッドシーツの交換、色々な雑務をする。

その間も、彼はひたすらに書類作成していた。
たまにパソコン前で唸ったり、ペン片手に机に突っ伏したり。仕草一つ一つが少し可愛らしい。


けど、流石にしんどそうで、見てられなくなったので、彼の肩でも揉むことにした。



背後に周り、肩に手を添える。



「中也さん、肩揉みますね、」

「うぉぉ…サンキュ、気持ちぃーわ…」



彼は動かしていたペンを止めて、目を瞑って背もたれにもたれる。肩はバキバキに凝っていて、驚いた。


「な、蛍…もっとマッサージしてくれ、腰とか」

「もちろん、ですよ?ベッド行きますか、」



中也さんは、すくっと立ち上がり、ベッドに飛び込む。
/ 33ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp