第50章 「だいばくはつ!さよならキョウリュウジャー」
―――数日後―――
空蝉丸は力を無くした獣電池を手に座禅を組んでいた
ソウジも平穏な学校生活に戻ったが、獣電池を見つめて溜息を零した
イアンは女性とデート中だが、キングたちのことを考えてばかりで話が入ってこない。
獣電池を見つめて寂しい顔を浮かべていた
ノブハルと優子は壊れた街のために炊き出しと瓦礫の撤去を行っていた
キャンデリラとラッキューロもこれからどうしたらいいかわからずに彷徨っていた
そんな時、迷子の子供が目の前に現れ、人間のために働くことを決意した
ドクター「行くのか、キングっち」
ダンテツ「あぁ。後は…頼んだぞ、ドクター………あ、それと…これからは…俺の息子のことをキングと、呼んでやってくれ」
ドクターは頷いた
アミィ「はぁ…」
浮かない顔を浮かべ続けるアミィ
ジェントルもお茶を運びながらアミィのことを心配していた
キラッ…
アミィ「あ…!」
獣電池が光り、恐竜の声と共に力が宿った
ジェントル「アミィお嬢様!これは…!!」
アミィは頷いて飛び出した
空から獣電竜たちが戻って来た
みんなは集まり、獣電竜たちを迎えた
ノブハル「みんなー!無事だったか!」
ソウジ「…あれは…!!」
そこに現れたのはボロボロになったダイゴとだった
「「「キング(殿)!!(ちゃん)!!」」」
フラついた2人をみんなが支えた
ダイゴ「へへへっ…悪い悪い。宇宙での爆発から、と獣電竜が守ってくれたんだ。ブレイブだろ!」
『ホントに危なかったけど…無事に戻ってきました』
イアン「馬鹿野郎…!心配させやがって…!!」
イアンはダイゴとを抱きしめた
『すみません…イアンさん』
ダイゴ「前にも言ったじゃねえか!俺達は戦隊だ!死ぬときは一緒だし、そもそも全員死なねぇってな!」
空蝉丸「それでこそ、キング殿でござる!」