第31章 「だいげきとつ!おどれカーニバル」
移動したのは森の中
はキャンデリラの歌から離れたからか、操り状態は解け、気を失っていた
そこに弥生も駆けつけた
トリンは全身が石化
ソウジ「トリン…っ」
弥生「ホントに…ホントにトリンは死んだんですか…!?」
鉄砕「スピリットとして蘇る気配もない…。完全なる…死だ」
アミィと弥生はお互いの背中を擦った
ソウジは地面に拳をぶつける
ソウジ「…っ!!」
イアン「トリン…っ」
ノブハル「…っ」
空蝉丸はトリンから受け取ったガブリチェンジャーを握り締めた
ダイゴ「…………」
―――――
石化したトリンをトラックの荷台に乗せ、布を被せた
イアン「何度も大切な仲間を奪いやがって…っ」
ソウジ「絶対に復讐してやる…!」
ダイゴ「よせよみんな…!」
ソウジ「よせって何を…?仇を打つなって言うのか!?」
ダイゴ「仇を打つ、当たり前だ!!でも…敵を怨んでもトリンは喜ばねぇ…。デーボスが元気になるだけだからな…」
「「「「……………」」」」
ダイゴ「トリンが…人間や恐竜を愛してくれてたように…俺はトリンが大好きだ…!!だから今は…怨みの気持ちで送りたくねぇ…」
ダイゴはペンダントを外し、トリンの胸元へ置いた
アミィ「それお父さんの…キングの宝物…」
ダイゴ「いいんだ…。親父もトリンの親友だった…」
「「「「…!!」」」」
ダイゴ「これは…トリンに出会うために…親父がくれた道標だったのかもしれない…っ」
するとペンダントが光り出した
のネックレスも光り輝いていた
イアン「秘石が反応してる…ちゃんのも…」
鉄砕「何だと…!?ラミレス、あれを」
ラミレス「OK」
鉄砕とラミレスは懐から小さな包みを出した
その中にはダイゴのペンダントと同じ秘石が
鉄砕「俺たちも世界各地でこれを探していたのだ。トリンと…最後の獣電竜のために」
ダイゴ「まさか…。イアン、お前の持ってるでっかい秘石は今どこにある?」
イアン「え…?スピリットベースだ」
鉄砕「急いで戻れ!もしかしたらトリンは蘇るかもしれん!」
アミィ「ホントに!?」
ドォン!!!!
「「「「!!!!」」」」