第22章 「アンラッキュー!タナバタのタナボタ」

ソウジとは２人でスピリットベースに向かった

中ではアミィが喜んでいた

ソウジ「まさか…アミィさんも!?実は俺も…突然父さんが新品をくれて…!」

アミィ「わぉ!七夕すごくない!?」

ソウジ「うっ…!」

アミィ「…っ!」

２人がいきなりしゃがみこんだ

イアン「おいおい、どうした２人とも!」

アミィ「ちょっと興奮し過ぎちゃったかな…」

イアン「しっかりしろよ」

ノブハル「大丈夫?」

『２人とも立てる…?』

ダイゴ「どうしたトリン、また何か妙な反応か?」

トリン「あぁ…。微かな気配だ…。だが…異様に数が多い」

『それ…どういうこと…?』

トリンが言っていた場所に向かう

そこには大喜びをした男性が

「いえーい!!」

ダイゴ「また七夕効果か…」

ノブハル「まさか七夕のタナボタって感じ」

イアン「いくらなんでも出来すぎだ」

「あ…」

男性はイアンに寄りかかりながら倒れた

その衝撃でバランスを崩し、地面に手をつけた

ダイゴ「大丈夫か?」

イアン「おぉ…。センキュー」

イアンは自分が持っている物を見た

イアン「貝の化石…?見たことないぞ…。まさか…新種!?」

「「「えぇ!!?」」」

イアン「オーマイ…!!嘘だろ…!?」


ﾄﾞｸﾝｯ…!!


イアン「う…っ!!」

『イアンさん…!!』

イアンはゆっくり倒れた

空蝉丸「各々方!!」

空蝉丸に言われて目線を移すと、男性の短冊が光り、どこかへ飛んでいく

『短冊が…!!』

ダイゴ「追うんだ!!」

短冊を追った先にはデーボモンスターが

ダイゴ「デーボモンスター!やっぱりお前らか!!」

《ふっ…嗅ぎ付けてきたねぇ、キョウリュウジャー!やるじゃない…?》


ﾋﾟｺｯ!!


《いたっ!!》

ラッキューロ《何色男ぶって余裕こいてんだよっ!このっ、このっ!》

空蝉丸「うぬら…何を企んでいる!!」

キャンデリラ《７月７日の七夕に短冊に願いを書くと叶うっていう、人間たちの伝説を利用したのよ～!》

《この僕、デーボタナバンタの短冊は、本当に願い事を叶えられるんだ》

ラッキューロ《そうそう!》

ソウジ「それ…別に悪いことじゃないよね…?」

アミィ「むしろ…ラッキューってやつ?」

ラッキューロ《あ～!マネすんな!コラ!》