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獣電戦隊キョウリュウジャー

第19章 「ガチだぜ!キョウリュウグレー」




長くて暗いトンネル

出口は見えない…

『出口…どこ…』


《あはははは…》


『!!』

トンネルに誰かの笑い声が響く

『誰かいるの…?』


《あはははは…!》

《もう燃やされちゃったかもねー…!》


『(この声…!!クラスの子の…!!)』


《泣けば許してあげるのに…》

《感情がないんじゃない…?》


『…っ…泣くもんか…絶対に…』

はトンネルを歩き続けた

奥歯を噛み締めながら


《ずっとそこにいればいいのよ…!》

《しばらく頭冷やしたらー…?》


声はに近づいていた

『出口は…っ』


《無いわよ…》


『!!』


《出口なんて無い…あんたはここから出られない…!》


『出口が…ない…?』


《そう…あんたはここから出られない…!!一生…!!》


歩いていた足を止めた


『嘘よ…出口は…ある…はず…』


《無い…。あんたはここでずっと1人…》


『1人…?』


《1人ぼっちの可愛そうな人…》


『1人…』

は地面に座り込んだ

あの日の事件がフラッシュバックする

『1人…』

は手を見た

そこには血がついた自分の手が

『嫌…嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』


その頃、ダイゴたちは全員、鉄砕の課題をクリアしていた

ソウジ「…」

イアン「……………」

ダイゴ「なら大丈夫だろ。あいつは強い」

鉄砕《ほう…強い?》

ダイゴ「あぁ!あいつは強い!何があっても絶対に泣かないし、俺たちにはいつも笑顔を見せる。あいつは心が強いんだ!」

鉄砕《なるほどな…》

アミィ「そうね、ちゃんは大丈夫…」

空蝉丸「殿…」


『嫌…嫌だよ…』

は苦しそうに自分の服を握り締めていた

空蝉丸「苦しそうでござる…」

トリン「…!!デーボス軍が暴れている!恐らくナガレボーシだ!」

鉄砕《ちょうどいい。ゴールド、お前は手を出すな》

空蝉丸「!!」

鉄砕《実戦で結果を見せてもらおう。奴を倒せなければ、失格とみなす》

ダイゴ「上等だ!行こうぜみんな!!なら大丈夫だ!!」

「「「「おう!(うん!)」」」」


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