第19章 「ガチだぜ!キョウリュウグレー」
血はあの時の…両親が殺された時の血だ
『………………』
誰もいない…誰の声もしない…
本当に1人…
『私…どうなるんだろう…』
こんな真っ暗なところでずっと1人でいるの…?
『怖いよ…誰か…』
《誰もいない…》
『誰も…』
《ここにいるのはあんた1人…1人だけ…》
『1人…だけ…』
知ってる
1人なのは知ってる
でも…もしかしたら…
ピチャッ…
『…?』
の足元に水が流れる
『水…』
それでも立つことができない
歩くことができない
出口が…光がないから
―――――
ナガレボーシを倒すことができなかったが、キョウリュウジャーは合格をもらった
しかしダイゴ以外
鉄砕はトリンにダイゴをキョウリュウジャーから追放しろと言った
それがブンバッキーを渡す条件…
ダイゴは病院へ
他のみんなはダイゴの元に行ったあと、スピリットベースに戻ってきた
イアン「ま、キングなら大丈夫だろ」
ノブハル「そうだね!」
アミィ「…ちゃん」
はまだ目を閉じたままだった
空蝉丸「殿…」
空蝉丸はの手を優しく握った
空蝉丸「ん…?」
ソウジ「どうしたんだ?ウッチー」
空蝉丸「気のせいか…殿の手が冷たいような…」
イアン「何…!?」
みんなはの手に触れる
アミィ「ホント…冷たい…」
ソウジ「どうなってるんだ…」
空蝉丸「殿…!?殿…!!」
『………………』
息が荒く、冷や汗をかいている…
みんなはの身に何が起きてるのかわからず、ただ心配することしかできなかった