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大好きな君へ
第5章 嫌になるぐらいに君が好き
はなさんに
好きになってもらいたくて
こっちを見て欲しくて
必死だった俺に
差し出されたあかねちゃんの手は
あまりに強くて
あまりに優しくて
こんな俺でも
この手を掴めば
ずっと抜け出せずにいた
この場所から
抜け出せるかもしれない
そう思わせるには十分で…
だから俺は
目の前に差し出された
あかねちゃんの手を
迷うことなく掴むことを
選んだんやと思う…
そしていざ掴んだその手の
温かさに俺は
一瞬で恋に落ちたんや…
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