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大好きな君へ

第4章 無くした心の取り戻し方


亮side

あれから

2ヶ月がたって


俺には新しい友達が出来た…


憎たらしいぐらい

人の気持ちを見透かして

好き勝手言うくせに


自分のこととなると

まったくダメな人…



そんなどこか憎めない

今俺の目の前で

カッコつけてコーヒーを飲んでる

はなさんや(笑)



「亮はさ…

やっぱりまだあかねちゃんが好きなの…?

私にしとけば楽なのにね(笑)?」



なんてあほなことを言う

はなさんに



「はなさんだけは

めんどくさいから絶対嫌や(笑)


それにはなさんもまだ

大倉のこと気にしてるやんか(笑)」



なんてちょっと

意地悪な言葉を投げ掛けると…



「うるさいなぁ…(笑)

あの時は…

なんか少しひねくれてて


大倉くんの言葉も

自分自身も全部なにもかも

信じられなかったの!!」



なんて目の前のお手拭きを

俺に投げつけながら

はなさんは真っ赤な顔をする(笑)



あれから

何度かはなさんと会うことがあって


話をするうちに

少しずつはなさんのことが

解ってきた…



見た目こんなんで

男なれしてるように見えて

好きな人には

全然だめだめな人で



本当は大倉が好きなくせに

ひねくれにひねくれた結果が

これや…(笑)



ほんとにダサくて不器用で

めんどくさい人やけど



でもそのほうが

人間らしくてかわいい…



そう思うんや…
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