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大好きな君へ

第3章 片思いの終わらせ方


亮side

急遽ピンチヒッターを頼んだヤスから

送られてきた写真には


少し照れくさそうに…

でもすごく嬉しそうな顔の

あかねが写ってて



よう似合ってるやんか…(笑)


なんてスマホを見ながら

笑ってると…



ヤスからタイミング良く

電話がかかってきて


急いで通話ボタンを押して



「あかね大丈夫やったか?」


そう慌てて聞くと



「無事にデートに出掛けたよ(笑)

でも…せっかくあそこまで用意したのに

自分で渡さんでほんとに良かったん……?」



なんて

申し訳なさそうに聞いてくる…



そんなヤスの言葉を



「俺が頼んだんやから

ええに決まってるやろ(笑)?」




そう言って笑い飛ばしてみたものの…





「うん…そうやな…ごめんな?

でも…亮は大丈夫…?」




次に俺に向けられたその言葉は

なんだか少し俺には優し過ぎて




「ほんまお前はうるさいなぁ(笑)


これでええし…

このままでええ…


やからもう余計な心配すんな(笑)」




そう言いながら


胸の奥がズキンズキンと

小さく傷んだ…
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