• テキストサイズ

大好きな君へ

第2章 意地悪なバレンタイン


何やら少し…

少しだけ言いすぎた気もするけど…


やっちまった…(汗)

なんて後悔しない!


だって今言った言葉に

嘘は一つもないんだから…



でも…


渡したチョコを見つめたまま

何も言わない大倉さんに



何だかふつふつと

罪悪感が沸き上がってきて…




「あの…なんかすいません…

私なんかにこんなこと

言われたくないですよね…(笑)?


それ…持って帰りますから…」



そう言って

差し出したチョコに手を伸ばすと



そんな私の手に

大倉さんの手が触れて



「あかんよ…?

これは俺が持って帰る…


でも正直あかねちゃんは

亮ちゃんを好きなんやって

思ってたから

かなり今びっくりしてるわ…(笑)」



なんて大倉さんは

なんだか申し訳なさそうな

笑顔を見せて…



触れたままの手に

ドキドキしながら



「そ…れは…

かなりの鈍感さんですね…(笑)」



そう言って笑った私の目の前に


大倉さんはゆっくりと

長い指を伸ばした…
/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp