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大好きな君へ

第2章 意地悪なバレンタイン


あかねside


二度寝をしてしまったベッドの中

目を覚ました時にはすでに

亮ちゃんはいなくなっていて…



机の上には



『おはようございます。

仕事があるから先に出るけど

帰る時はちゃんと鍵閉めろよ?

あと…

相変わらずイビキがひどい(笑)』



なんて…

失礼極まりないメモが残っている(笑)



ぐちゃぐちゃなメイク

ぼさぼさの髪

よれよれの服



どうしようもなく

情けない見た目をなんとか直し



亮ちゃんの家を出て

家までの道を歩きながら



考えた…




いい加減

この痛々しい片思いから

抜け出さなければと…




今年こそは

もうはっきりばっさり

フラれてもいいから



自分の気持ちを大倉さんに

ぶつけるんだ…






今決めた気持ちが揺るがないように

鞄からスマホを取りだし



自分自身に逃げる間も与えず

大倉さんにメールを送る…




『明後日…

少しだけ時間もらえますか?』
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