第17章 三毛縞 斑 / 逃走中 ★
…俺は、この狭い空間で聖子さんを潰さないように結構必死なんだけどなぁ…
「あっ、誰か来ました…!!」
その声の方を見ると、確かに先程から俺を追っている男達だった。
俺は聖子さんに「静かに」とだけ伝え、二人で息を潜める。
すると、男達がこちらの電話ボックスを指差した。
「おい,あそこ…、あの小さい物置みたいなのから、服がはみ出てるぞ」
「もしかしてアイツが隠れてやがるんじゃ…」
俺達は二人してビクッと身体を震わせた。
きっと慌てて入った時に、服の一部をドアに挟んでしまったのだろう。
「ど…どうしましょう…」
震えた声で聖子さんはそう言って、不安げに俺を見上げた。
そんな時。俺には一つの案が浮かんだ。
…迷っている時間はない。
「聖子さん、お願いがある。出来るだけ大きな声で喘いでくれないか?」
「……え? えぇ!?」
「すまん、ここをやり過ごす為だ…!!」
「え、どういう……、っ!?///」
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三毛縞さんの手が、するっと服の中に入ってくる。
驚いて抵抗するも、私の力なんかで敵うハズもなくて。
簡単に胸まで到達した三毛縞さんの手は、ブラをズラし両手で胸を愛撫した。
「…っん、んんっ…///」
何とか声を我慢していると、もう一度、声を出して、と三毛縞さんが言う。
どうして……?
声を出したら見付かっちゃうのに…??
訳も分からず混乱していると、三毛縞さんは、ごめんな、と言ったあと、グイッと私の服を首元までたくし上げた。
「!!??///」
マジックミラーになっているので、ここから外が丸見えで。
外からは見えないと頭では分かっていても恥ずかしさが込み上げてくる。
だって、追手の男の人達がこちらに向かって来ているのに!!