第9章 天城 燐音 / 馬鹿　★

片手で胸を愛撫し、もう片方を口に含んで焦らすように舌を絡められる。
ゆっくり、じっくり、味わうように。
まるで形を記憶するようになぞって、指も舌も動かして。
いつもとは違う刺激に、身体がビクビクと反応する。




普段なら、この辺で不作法にも自身を突き立ててくるのに。
今日は確かめるように、もう十分過ぎるくらいに濡れてしまったソコに指を入れて私の反応を伺った。




「な…んで…？ 今日、優…しい…の？」

「オイオイ、俺っち、いつも優しいだろ～？？」




ぶんぶん頭を振ったら、軽くデコピンされた。




「ったく、たまに優しくしてやろーと思えば…。何？ いつもみたいに激しくして欲しい訳？ 激しくねぇと物足りねぇってか？」

「そうじゃ…ないデスけど…///（目を逸らす）」

「ははっ、俺っちの調教の賜物かねぇ」

「んむ…っ///」





優しいキスで言葉を遮って。

優しい顔で頭を撫でて。





「今日は俺っちの気まぐれで優しくドロドロに甘やかしてやンよ」






そう言って、また優しいキスを降らせながら、蜜壺に指を出し入れする。
一本…慣れてきたらもう一本と増やして。
こんなの、本当にドロドロに溶けてしまいそうだ。快楽に。





「どんどん溢れて来ンな」

「…はぁ…っ、も…もう…指じゃ…///」

「欲しいか？」

「うん…欲しい…///」

「ん…。でも、もうちょっと、付き合ってくンね？」

「え…？ きゃっ…！？」




ガバッと足を開かれ、今まで愛撫されていた蜜壺に軽く口付けて、
ねっとりと舌を這わされる。



「あっ、だめっ、ソコ、汚い…から…っ///」

「あン？ ばーか。お前はどこも綺麗だよ」

「そんな…ひゃっ/// ん…んん…///」




舐めては吸って、割れ目を開かれては舌を出し入れされて。
ビリビリと快楽に身体が震えてしまう。
頭がぼぅっとしてきた時に




「あっ/// ソコだめっ///だめぇ///」



クリトリスに吸い付かれて、身体が大きく跳ねる。



「まずは一回、イッとけ」

「～～～～～っ//////」








何度身体を重ねても、イク瞬間は、まだまだ慣れそうにもないや…///