• テキストサイズ

【ヒロアカ】アイアム!【オメガバ】

第28章 I am a Villain



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


「ヴィラ……ン」

轟は、よろめいて、すぐ側の壁にもたれかかった。




「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!」
何も聞きたくないと絶叫しながら膝をついて耳を塞ぐ爆豪

緑谷も膝から崩れ落ち、腕をついた。





そんな3人を見渡し、くるみは自分の体をを抱きしめ、くねっと身体を震わせた。

『あははぁ…♡
人が絶望してる表情ってなんでこんなに滾るのかなぁ…?』

幸せそうに言葉を噛み締め、くるみは爆豪のすぐ目の前に、ちょこんと座ると、絶望する男の顔を覗き込んだ。






『ね…爆豪くん
ヴィランなろうよ…

そしたら、私と、ずっと一緒にいられるよ?』


「……カ…ゲホッ…グ…」

あまりの精神ストレスによるものか、爆豪は嘔吐し、その場に四つ這いに手を付いて項垂れた


「くるみ…今まで嘘ついてたのか…?
そんな…嘘だろ?なぁ!」

後方から叫ぶ轟に、くるみはキョトンとした表情で肩をすくめた。



『ヤダなぁ
私、嘘なんかついてないよ?』


/ 352ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp