第19章 I am a boy
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『ふふふ』
肩を震わせてクスクス笑うくるみに、爆豪は首をひねった。
「んだよ」
『ううん、なんだか夢みたいで…
爆豪くんと学食でお昼ご飯たべれるなんて』
「……付き合っとんだから当たり前だろうが」
爆豪は、呆れたような嬉しそうな表情でくるみに言う。
『つきあ……/////』
くるみは真っ赤に顔を染めて、口をパクパクさせたあと
へにゃ〜〜と締まりのない顔になった。
『うふふふ…♡付き合ってる…かぁ♡』
「んなに嬉しいかよ」
『嬉しいに決まってるよ!
だって…』
くるみはコソッと爆豪の耳に口を寄せ、そこを手でそっと隠す
コソコソ話のポーズでつぶやく言葉
『爆豪くんのこと、ずっと欲しかったんだもん』
それは、甘く爆豪の心を痺れさせる…
近づけば香るオメガフェロモンの香りのせいなのか…
それとも、単にくるみにときめいてるだけなのか。
くるみはふんわり微笑むと、体を元の位置に戻し、水に口をつけた。