第15章 I am destiny

大きな胸を乱暴に掴んで、もう一方をTシャツの上から咥える

片手で簡単に外したベルト…
陰茎が痛いほど腫れていて、ズボンに触れるたび頭がどうにかしそうだ。


挿れる場所を確認しようと指を這わせるが、
まるで底のない沼のように濡れぼさった秘部…

この…硬くなったところは…

『ひぁあ！！や…！やめ…轟くん！！いゃだ！』


鳴き喚く声も、轟には届かない。


クリトリスを弾かれるだけで、潮が吹き出した。
敏感すぎる体は、ガクガク震えて、アルファの発するフェロモンにくるみの頭も回っていない。

『ぃや…と…あぁあっ！！！』
沼の中、穴を見つけた轟は、くるみの入り口に陰茎の鈴口を触れさせる。


『だめ…轟くん！ダメ…な…ぁああ！！！』

くるみは苦痛に顔を歪めた。
固く閉じた目からは涙が溢れて床を濡らした。


『痛い…いた…いよ……爆豪くん…ばくご…くん…たすけ…』

「まだ…わかんねぇのか…」

轟の低い声に、くるみは顔を持ち上げた
その瞳は互いに焦点をもっておらず、どこか靄を見ているような感覚だった。

「俺が…お前の【運命】だ…アイツじゃねぇ…俺が…俺が…」


『ちが…うんめ…いら、ない……ぁあ！
うんめいじゃ…なくて、…ぁあ…とどろき、くん…』

鳴き喘ぐあいだも、轟が腰を休めることは無かった。
響く激しい水音のなかで紡がれる言葉…

｢だとしても…運命は俺だ…
お前の中だって…俺を欲しがって締めてる…｣

『ちが…これ…はぁ…』

｢まだ辛そうだな…楽にしてやる…｣

轟は細い腰を裏返してくるみをうつ伏せに押し付けた。

「すぐに…俺の番にしてやるから」


そう言って、開いた口からは唾液がこぼれ落ちる。
犬歯は鋭く尖り、ギラギラと光った。

『や…うそ…いやだ…！やめ、、、いやぁ！！！』