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【ヒロアカ】アイアム!【オメガバ】

第9章 I am lucky



「縫井さん!大丈夫!?」
鍵を閉めて駆け寄るけれど、ヒューヒューと浅い息をしてるだけ。
Tシャツの下は下着をつけてないのか、薄っすらと胸元の先端がTシャツを押し上げていて…



廊下から部屋、床中に散らばったカロリーメイトとかウィダーインゼリーの空袋…。
それらを踏みながら、横抱きにしたくるみさんを部屋のベッドに寝かせて、毛布で包む。

「やっぱり…すごい熱……」

触れると熱いじっとりと汗に濡れた額。
僕は感じないけれど、この部屋はきっとオメガフェロモンの香りで充満しているのだろう。


細い肩を起こして、買ってきたポカリの飲み口をを口元に寄せる。

「ちゃんと飲んで!あと、こんなんじゃなくてちゃんと食べて。
ヒートは体力使うんだから…」

こうなってる予想はしてたから、食べやすそうな、オニギリをいくつか買って置いて正解だった。
封を開けて、手に握らせると、もぞもぞと食べてくれた。

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