第4章 Loving you is Killing me. 後編
こんなカッコイイ男にさ、お姫様抱っこでバスルームへ連れて行かれるとか……
ハーレクインロマンスみたいだよな。
抱かれてるのがこんなオッサンじゃなければ……だけど。
熱くもなく温くもなく、ちょうど好い加減の湯が張られたバスタブにそっとオレを浸からせたバニーは、そのままその場に屈み込む。
「……何だよ?
出てけよ。」
「出てけって……
虎徹さん、立てないじゃないですか。」
「ウッ……そーだけど…
お前、濡れちまうぞ。」
そう、当然オレは素っ裸だけどさ、バニーはちゃんとTシャツもカーゴパンツも着たままだ。
「濡れたって構いませんよ。」
そう言いながらバスタブに腕を突っ込んだバニーの指が、オレの中に入って来る。
「なッ……止めろ!」
「ダメです。
貴方の中を綺麗にしないと。
虎徹さんがお腹を壊したら大変ですから。」
「ンッ……!」
バニーの指がグニグニと動いて、オレの中に残ってるモノを掻き出すのを感じれば……
「虎徹さん………
大きくなってる。」
オレのイチモツは素直に反応しちまった。