第4章 Loving you is Killing me. 後編
あー……コレ、思った以上にキッツいなァ。
中に出されて、やっとバニーのぶっといのが抜かれて、でもそのせいでトロトロと漏れ出して来るのが分かって……
ホント……かなりメンタルが衰弱するわ。
「虎徹さん……
大丈夫…ですか?」
しかもオレをギュウギュウと抱き締めて、そう囁くバニーの声は震えてるし。
何でお前の方が震えてるんだよ……ったく。
オレもさ、大丈夫だけど大丈夫じゃねーっつーかさ……
もう自分でもどーすりゃいいのか分かんねーよ。
「風呂……入りてえ。」
それでやっと言えたのがコレ。
身体もオレの中に燻る消化出来ないままの感情も、全部洗い流したい。
「……そうですよね。
僕、スグに準備して来ます。」
オレの身体を手放してバスルームへ向かうバニーの逞しい背中をチラリと見遣って大きく息を吐く。
「ハアァー…
………どーすりゃいいんだ、オレ。」
バスタブに湯が溜まった頃合いでバニーが戻って来た。
「じゃあ行きましょう。」
なんて、オレを抱き上げようとする。
オレはその手をパシンと振り払ってみたけど……
「は?……何?
一緒に入るつもりなの?
止めろよ……
風呂ぐらい1人で入れるし……って……
アレ?………アレェ?」
どーしても立ち上がれねえ。
腰が抜けたみたいになっちまってて、脚に全く力が入らねえんだ。
立ち上がろうとしては何度もガタガタと崩れ落ちるオレを暫く無言で見つめていたバニーは
「……大人しくしてて下さい。」
やっぱりオレを簡単に抱き上げた。