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君とならキスだけで【TIGER&BUNNY】

第4章 Loving you is Killing me. 後編


ユサユサと揺さ振られる感覚と、下半身から湧き上がる鈍い痛み。

「………バ…ニー…?」

薄く瞼を開いた俺の目が捉えたのは、オレに乗っかってユルユルと腰を振るバニーだった。


まだ半覚醒だからか……何も考えられねえ。

只、自分がバニーに何をされているのかは理解出来た。

ああ……コレ、まだ続いてたんだな。

俯せだったハズのオレの身体は仰向けに転がされ、バニーの両手によって大きく開脚させられている。

下半身の痛みは言わずもがな…だ。

腹の中身をズリズリと掻き出されるような気色悪さに

「……う゛ぇッ。」

オレは小さく嘔吐いた。

「虎徹さん?
 ………気が付いたんですね。」

「お前……まだ?
 も……勘弁してくれよ。
 こんなオッサンに突っ込んで……
 何がイイんだか……」

「虎徹さんだから…ですよ。
 僕には虎徹さんしかいない。
 愛しているんです。
 だからッ……」

それでもバニーはオレを突くのを止めない。

それどころか……オレの中で更に大っきくしてやがる。

「なあ、バニー……お前の気持ちは嬉しいんだけどさ。
 ………気持ち悪いんだよ。
 吐いちまいそうだ。」

「僕の事が?
 僕が気持ち悪い?」

「だッ!
 ちげーよ!
 お前が気持ち悪いとかじゃなくて、物理的な話だ。」

「ああ……良かった。
 それならどうぞ、ご遠慮なく。
 虎徹さんが吐いた所で、僕が貴方に幻滅するなんて有り得ない。
 勿論、汚れてしまった床は僕が綺麗にしますから。」
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