第4章 Loving you is Killing me. 後編
「ごめんなさい、虎徹さん。
本当は解してあげなきゃいけないんでしょうけど……
貴方、大人しくさせてはくれないでしょう?
だから気休め程度になりますが、せめて……」
クチュ…って音が聞こえてスグ、尻の割れ目に生温かい液体が垂らされる。
コレ……バニーの唾液?
オレはまだ、頭のどこかでバニーはふざけているんじゃねーかって思ってた。
怖がるオレを見て
「冗談ですよ、虎徹さん。」
って、笑ってくれるんじゃねーかって……。
だけど……オレの尻を割って……バニーの……
ガッチガチに固くなって、先端を濡らしたソレがグッと押し付けられれば………
「止めろッ……止めてくれッ……
バニー……頼むからッッ……」
「……挿入れます。」
「ヴッ…ア゛…アアッッ!」
下半身に引き裂かれるような激痛が走る。
オレの叫び声でバニーは一瞬動きを止めたが、どうやら引く気はねーみたいだ。
「ン゛ン゛ッ……グ…
痛…え……痛えよ……
バニィ……」
バニーがジリジリとオレの中を圧し拡げて来る。
そーいやバニーのって……デカかったよなァ。
着替えたり、シャワー浴びたり……バディを組んでる頃は一緒の時が多かったから、いつもそう思ってた。
ソレを今、オレはブチ込まれてるってワケだ。
通常時であのサイズなんだから、勃起したらそりゃあ……
痛えハズだよ。
「グゥッッ……」
焼け付く痛みと、まるで内臓を押し上げられるような感覚に吐いちまいそうだ。
呼吸をする度にヒュー…ヒュー…と喉は変な音を発て、全身からじっとりとした嫌な汗が噴き出す。
朦朧とし始めた意識の中、上体を屈めてオレの耳元に顔を寄せたバニーの口から紡がれたのは悍ましい言葉。
「全部……挿入りましたよ。
…………虎徹さん。」
その言葉がスイッチだったかのように、オレはビクンッと背を仰け反らせるとそのまま意識を飛ばしちまった。