第3章 Sweet Darlin’=Little Honey
キースさんの中指が僕の中で動く度、自分が解れていくのを感じる。
その部分は勿論、全身だって……。
「柔らかくなって来たね。
もう一本、入れても?」
「アアッ!」
2本目の指も難無く受け入れてしまった僕は、羞恥と快感でブルブルと身体を震わせた。
「大丈夫かい、イワン?
痛いのかな?」
「違……ます。
恥ずかしくて……
でも……気持ち…いッ…」
「ああ、可愛いね。
そして素直だ。
では、私の指でイッてくれるかい?」
グジュッグジュッ…と音を発てて、2本の指が僕の中を掻き回す。
「キース…さんッ…
僕……オカシクなっちゃッ……」
「構わないよ。
さあ……」
「ヤダッ……ヤッ…」
「うん?
まだ後ろだけではイケないのかな?
では、コッチも可愛がってあげなくてはね。」
言うなりキースさんはもう片方の手でカチカチになっている僕のソレを握り、グイグイと扱き始めた。
「あ……それッ……ダメですッ!
イッちゃ……
ア…ンアアッッ!」
いとも容易く果ててしまいグッタリとソファーに沈んだ僕が、大きく呼吸を荒げながらチラリと視線を上げると、キースさんは僕の吐き出したモノに塗れた手をじっと見つめている。
「ゴ…ゴメンナサイ…
僕……キースさんに何てコトッ…」
キースさんを穢してしまった。
僕はKOHを穢してしまったんだ。
ああ…一体どうお詫びすれば………
だけどキースさんは何故か満面の笑みを浮かべて
「いっぱい出たね。
そしてとても濃い。」
とんでもない事をサラリと言って退けた。