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君とならキスだけで【TIGER&BUNNY】

第3章 Sweet Darlin’=Little Honey


僕はもう死んじゃいそうなくらい恥ずかしくて、このまま消えてしまいたくなる程で、ワナワナと震わせる唇に……

キースさんの唇がそっと重なった。

「私は嬉しいのだよ、イワン。
 君が私だけのモノだと証明されたようでね。」

「キースさん……」

「イワン。
 可愛い、そして愛おしいイワン。
 君をもう誰にも渡したくないんだ。
 そう独占したいのだよ。
 こんな風に思ってしまう私は傲慢だろうか?」

僕の目をじっと見つめながら……

でもその瞳は少しだけ不安に揺れているようで、僕をそこまで求めてくれるキースさんに胸が痛いくらいに締め付けられてしまう。

だから僕は、キースさんにギュッとしがみ付いて言った。


「キースさん……
 僕にも……貴方を独占させて下さい。」
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