• テキストサイズ

君とならキスだけで【TIGER&BUNNY】

第3章 Sweet Darlin’=Little Honey


「だから……ね、折紙先輩。
 大きい小さいなんて関係ないんですよ。
 スカイハイさんにとって、
 貴方が貴方であればそれだけで、きっと。」

「本当……でござる…か?」

「ええ、もちろん。
 そうですね、例えば僕なら………
 虎徹さんにコレが付いていなくったって構わない。
 虎徹さんが虎徹さんであるなら、
 それがどんな姿だって愛しくて堪らないんですよ。」

バーナビーさんの言葉に胸がキュウウン…って締め付けられる。

僕だってそうだ。

キースさんがキースさんであるなら、僕はそれだけで……


「あのッッ……バーナビーさんッ……」

「はい?」

僕は両腕を突っ張ってバーナビーさんの身体を押し距離を取ってから、震える声で、でもハッキリと言った。

「僕……行かなくちゃ……」

するとバーナビーさんはとても嬉しそうにニッコリと笑う。

「はい、行ってあげて下さい。
 きっとスカイハイさんは待ってますよ。」

「かたじけないでござるッ!」



ドレッシングルームで慌てて服を着て飛び出す。

シャワールーム前に居たタイガーさんが

「エッ……折紙?
 アレ…お前なんで居んの?」

なんてオロオロしてたけど、僕はそれどころじゃなくて……

唯、愛しい人に会いたい……それだけの想いで全力疾走していたんだ。
/ 461ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp