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君とならキスだけで【TIGER&BUNNY】

第3章 Sweet Darlin’=Little Honey


翌日……

当然僕はキースさんに合わせる顔なんか無い。

ジャスティスタワーのトレーニングルームまで来たものの、中に入る事が出来なくてずっとエレベーターホールで柱の陰に隠れていた。


キースさん、怒ってるかな?

でも怒られて当たり前だよね。

僕、あんな失礼なコトしちゃって。

折角、キースさんは僕なんかを誘ってくれたのに……。

「ううう……」

…………ホントのコト、話してみようかな?

キースさんならきっと受け止めてくれる……

いや、やっぱりダメだッ!

だって嫌われちゃうかもしれないし、もしキースさんに嫌われちゃったら僕もう生きて行けないよ。

1人で悶々と考えている間に、みんなはもうとっくに帰ってしまったみたいだ。

………もう誰も来ないよね?

そして僕は漸くトレーニングを開始した。



雑念を吹っ切るよう、いつも以上に汗を流してトレーニングを終えた僕がシャワールームへ入ると……

「……ンッッ!」

エッ、誰か居る!?

もう誰も居ないと思っていたのに。

それに、この声って……

「ダメ…だ……バニー……
 こんなトコでッ…」

「大丈夫。
 もう誰も居ませんよ。
 それに……止めてもいいんですか?
 虎徹さんも、ホラ……
 こんなにしてるクセに……」

「ンアッ…」


………………またあの2人でござるかッ!


一番奥のシャワーブースでタイガーさんとバーナビーさんが……

その………

イタしてるみたいだ。
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