第20章 kiss the glasses 後編
「じゃあ、僕が先に脱ぎます。」
「………え?」
「それなら恥ずかしくないでしょう?」
さんの返事も待たず、僕はさっさと自分の着ている物を放り出し始める。
ライダースジャケットもTシャツも、ワークパンツも脱いで……
そして最後の1枚、アンダーウェアを下ろした瞬間、もう痛い程にエレクトしたペニスがブルッと勃ち上がった。
そんな僕の全身を、さんは目を逸らすのを忘れたようにじっと凝視している。
男として何一つ恥じる事の無いボディだと自負しているけど、大好きな人にそんな風に見つめられるのは流石に照れますね。
「………いかがですか?」
「バーナビーさん……凄く綺麗。」
「ふふ………
コレ全部、もうさんのモノですよ。」
カチカチに固まってしまったさんの肩に手を掛け
「いい……ですよね?」
ワンピースをスルリと落とす。
そして現れたのは………