第19章 Just LOVE 後編
今日は10月31日。
ハロウィンであり、僕のBirthday。
もう子供じゃないんだから、どっちもそれ程楽しみにしてたワケじゃないけれど……
何故かここ最近、虎徹さんがウキウキしてた。
僕的にはそんな虎徹さんを見られたコトが一番楽しかったり、嬉しかったり。
「なあ、バニー。
今夜俺ンちに来るよな?」
「ええ。
以前からお誘いいただいてましたし。
ただ今夜は取材が入ってるので、
少し遅くなってしまうかもしれませんが……」
「うん、うん。
何時になっても構わねーから
気を付けて来るんだぞー。
待ってっからさ!」
ニコニコと嬉しそうに笑いながら僕の頭をグリグリと撫でる虎徹さん。
こういう時はいつも僕を子供扱いするんだ。
虎徹さんが僕に対して何かサプライズを準備してるんだろうなんて丸分かり。
しかもソレを僕には気付かれてないと思ってるっぽいし。
もう……可愛過ぎですよ、虎徹さんッ!
だから僕もずっと考えていた事を、今夜実行しようと決めたんだ。