第19章 Just LOVE 後編
コレ……ホントに外から見えてンのかな?
だってカーテンもブラインドも付いてないンだぜ?
外から丸見えだったら、普通に生活なんて出来ねーンじゃねえの?
………至極真っ当なコトを考えてみても、バニーの抜き差しに直ぐ思考は乱される。
その上、また耳元でバニーが………
「ねえ……見られてますよ。
貴方の中に僕がズッポリ挿入ってるの。」
「………止めッ…」
「僕に後ろから突かれて悦がる貴方を見て……
皆どう思うんでしょうね?」
「ばに……バニィ……」
快感でも涙って流れるんだな。
見えるとか見えないとか……もうそんなんどーだっていいよ。
大好きなバニーに抱かれてるんだ。
こーなっちまうの……当然だろ?
なあ……バニー……
だから……だからさ………
「またイキたいんですか?
もうペニスがガッチガチですね。」
「バニィ……
イコ……一緒に……」
「………ッ!
ホントに貴方って人は……
覚悟して下さい!」
「ンウッ……ンッ……ンンッ…」
俺の腰をガッチリと掴んだバニーは、苦しそうな顔をしてガンガン突き上げて来る。
そんな表情がもうどうしようもなく艶っぽくてさ……
突かれる刺激よりも、バニーへの感情に押し流されるように絶頂へ……。
「イキますよッ……虎徹さんッッ!」
「バニィィ……アアッッ……」
こうしてバニーは俺の中に、そして俺は目の前のガラスに向かって勢い良く射精した。
腹ン中を逆流してくる液体と、冷たい窓ガラスをトロトロと伝い落ちる液体………
まるで俺とバニーそのものだ。
体温に包まれて冷めるコトのない熱と、無機質な冷たさに奪われる熱。
いつかお前の中で俺に対する想いが冷めても、俺はお前を愛し続けるよ。
だから今は、この熱に縋っちまう俺を許してくれるよな………
誰よりも愛しい、俺のバニー。