第19章 Just LOVE 後編
「ばに……
止めてくれ……」
「止めませんよ。
身体に分からせるって言ったでしょう?」
「だからってこんなの……」
「ホラ……集中して。」
背後から回した右手でゴシゴシとペニスを扱いてやると
「ンッ……ア…」
直ぐにでも果ててしまいそうな甘い吐息が堪らない。
「虎徹さん……気持ちイイ?」
「違ッ……」
「ホントに違うの?
これでも?」
「ウアアッッ……」
ペニスをギュッと握って先端を指先でグリッと押し込んでやった瞬間、呆気なく僕の掌の中に生温かい精液が吐き出された。
「簡単にイッちゃいましたね。」
「バニー……てめえ……」
虎徹さんは顔だけを振り向かせてクスクスと笑う僕を睨み付けたけれど、両手は接着剤でも使ったみたいにガラスにペッタリと付いたままで……
ホント、無自覚って怖いな。
それ……誘ってるようにしか見えないんですけど?
剥き出しになったままの虎徹さんのヒップ。
僕の右手がその可愛らしいヒップを割って、掌に残っていた精液をグチグチとアナルへ塗り込む。
「何だよ……ソレッ!?」
「何って……
貴方自身が吐き出したモノでしょ?」
「いや、そーじゃなくてッ……
オイ、まさか……」
「ハイ。
そのまさかです。」
ニッコリと笑った僕は自分の下半身を寛げ、もうカチカチにエレクトしたペニスを取り出した。