第18章 Tintarella di luna 後編
動かないのか……動けないのか……
立ち尽くしたままのBBJへ私は声を掛ける。
「バーナビーさん……」
そして緩慢な動作で自分の中からワイルドタイガーを抜くとベッドから降りた。
立ち上がった私の内腿にはトロトロと白濁した液体が一筋垂れ落ち、その不快さに眉を顰めながらも……
態と……そう、態と、だ。
私の体内に受け入れたワイルドタイガーの精液を見せつけるように、軽く脚を開いてBBJの前へ立つ。
「………言葉も出ませんか?
私とMr.鏑木の悍ましさに。」
「そんな……事は…」
「何故?」
「え……?」
「何故、貴方はそこに立っているのです、バーナビーさん?
私とMr.鏑木の性行為を目にした時点で
速やかにこの場を離れるのが通常では?」
「あの……僕……」
焦がれる程に麗しいグリーンアイを泳がせて明白に狼狽えるBBJを、私は更に追い詰めた。
「動けなかった……が正解でしょうか?
貴方のココ……
随分と主張されていますからね。」
はち切れんばかりに膨らんだワークパンツの股間にそっと手を添えてやっただけでBBJの身体は大きく弾む。