第18章 Tintarella di luna 後編
玄関のドアが開く音。
それから躊躇しているような辿々しい足音。
その足音が段々と近付いて来る。
このロフトに向かって。
ワイルドタイガーに跨って、全身を拗ける私に向かって。
「何を………」
「ああ……
心疾しい所を見られてしまいましたね。」
「ペトロフ管理官……
一体…何をして……?」
「貴方はこの様を目の当たりにして
何をしているのか説明しなければ理解出来ない程の子供ですか?
バーナビーさん。」
「…………ッ!」
そう、ベッドの上で全裸のワイルドタイガーに跨る私も全裸。
未だ意識が無いワイルドタイガーのペニスが私のアナルにズッポリと突き刺さっている。
それでも私が腰を使う度に、ワイルドタイガーはその刺激に甘く切ない吐息を漏らした。
「ちゃんと同意の上での行為ですよ。
裁判官である私が強姦などする筈も無い。」
正直この言い方には多少語弊は有るが。
今夜…………
酔って眠ってしまったワイルドタイガーの自宅に到着後、意識が朦朧としたままの彼をベッドへ運び全裸に剥いた。
アルコールのせいか……既に半勃ちであったペニスを口に含み吸い上げてやれば、ソレは直ぐに雄々しく勃ち上がる。
「……苦しいですか、Mr.鏑木?」
「う……苦し……」
「では私がコレを治めても?」
「………んぅ。」
「挿入れたい?
それとも挿入れて欲しい?」
「挿入れてえ……」
「分かりました。
では私の身体を使いましょう。」
「んー……早く……
挿入れてえよ………」