第17章 three-piece LOVERS 後編
バニーの中から萎えたイチモツを抜き、精液が溜まって捩れたコンドームもそのままにゴロンと横たわるライアン。
その息は全力疾走した後かと思う程に乱れてる。
な、バニーは最高だろ?……なーんて、どうしてか俺の方が得意気だ。
それから俺は優しくバニーの拘束を解き始めた。
「良く頑張ったな、バニー。
痛くねえか?」
「ハイ……大丈夫です。」
自分で拘束したクセにさ、健気に微笑むバニーの姿に胸が締め付けられる。
「ゴメンなァ……
バニーの白くてキレイな肌が赤くなっちまってる。
ホント……ゴメン。」
「ふふ……
構いませんよ。
虎徹さんにされるコトなら
それは全て僕の悦びなんですから……」
それは俺だって同じだ。
だけど今夜はいつもよりも一層バニーが愛おしくって堪らない。
バニーが俺以外の手で乱されたコトに嫉妬してンのかな?
俺がそう仕向けたのに……。
自分自身の矮小さにウンザリするぜ、全く。
「なァ、バニー……
お前を愛していいか?」
「………え?」
「セックスしようぜ、バニー。
『プレイ』じゃねえ。
『セックス』だ。」
仰向けに寝たまま俺を見上げるバニーの表情が柔らかく蕩け出し、拘束されていたせいで痺れてる両腕をプルプルと震わせて大きく開く。
「ハイ、虎徹さん。
セックスしましょう。」