第2章 アイシテイルカラナカセタイ
一人で悶々と妄想を膨らませたオレが鼻息を荒くしていると、突然バニーの瞼がパチリと開いてオレを見る。
「……おはようございます、虎徹さん。」
寝起きの掠れた声でそう言って、ニコッと微笑むバニーが史上最強に可愛い!
可愛過ぎてもうオレ死にそう!!
何かこんな綺麗なバニーを見せられちゃうと、イヤラシイ妄想をして一人でニヤニヤしてたオレがスッゲー薄汚い気がしてさ……
「おゥ……おはよー。」
なんて素っ気なく答えようモンなら、少し寂しそうな顔をしたバニーが
「……ん。」
とかって目を閉じて、ちょっとアゴを出して……キスを強請ってきやがるッ!
あーーーーッッだーーーーッッ……
その後はお互いに飽きるまで何度も何度も何度もキスをして、流石にこれ以上続けたら遅刻しちまうってトコで漸くベッドから抜け出した。