第15章 How to A B C & ...!? 後編 C&!?
どうしてこんなコトになっているのか……
答えは簡単だ。
虎徹さんが求めて………
僕が応えたから。
やっと虎徹さんと繋がる事が出来て、僕は心も身体も絶頂した。
その絶頂の余韻に浸りグッタリとした僕を抱き締めた虎徹さんが、顔中に優しいキスを繰り返す。
「可愛い。
バニー……可愛い。」
「ン……擽ったいです…虎徹さん。
ふふ……」
「可愛いなァ……ホント。
好きだ、バニー。
大好き。」
「僕もです。
僕も虎徹さんしか居ません。」
「バニー……」
ここで引き付け合うように唇が重なった。
舌を絡ませて、太腿に虎徹さんがまた大きく硬くなっているのを感じれば、僕は『もう一度?』と期待する。
だけど、虎徹さんが求めたのはもっと…………
「なァ……バニー。
コレ……使っていいか?」
突然ベッドの下を覗き込んだ虎徹さんが、ズルッと大きなダンボール箱を引き摺り出した。
「エッ……それ何ですか?
いつの間に……」
「ホラ、この前バニーだけがロイズさんに呼び出されて
俺が留守番してた事あったろ?」
「ああ……確かに。」
「丁度あン時に届いてさ。
………隠しといた。」
「虎徹さんが注文したんですか?」
「うん……勝手に送り先をバニーんちにしてゴメンな。」
「いえ、それは別に構いませんけど……
一体何を……?」
「だってさ……
どーしてもバニーと使いたかったから……」
虎徹さんがゴソゴソと探る箱の中身を見て
「…………ッ!」
僕は息を飲む。