第15章 How to A B C & ...!? 後編 C&!?
「ちょっと待っててな。
ゴム、着けっから……」
その後に聞こえてきたのは衣擦れの音。
虎徹さんがアンダーウエアを脱いだんだ。
それからカサカサとパッケージを開ける乾いた音。
「うわ……
俺ももうガッチガチになってるわ……」
そこで僕は耐えきれずにガバッと起き上がる。
「ヘッ……どったの、バニーちゃん?」
「僕に着けさせて下さいッ!」
「は?……何を?」
「コンドームですッ!」
だって見たい!
虎徹さんの……ソレ、見たくて堪らない!
当然でしょう!
僕の中に挿入って来るモノなんだから。
鼻息荒く訴える僕を見た虎徹さんは、また声を殺して笑ってた。
「僕が着けるって…オカシイですか?」
「いーや……
可愛いなーって思ってさ。
そんじゃ…頼もーかなァ。
着け方、分かるか?」
あ………分からない。
勿論大人の男として基本的な知識はあるけれど………
僕、着けたコトが無いんだ。
ショボンと俯いてしまった僕の手を、虎徹さんがそっと握る。
「いいかー……
ココ、摘んで……」
そして虎徹さんの手に導かれて、無事に着け終わると……
ンンッ……何てイヤラシイ!
浅黒くて、血管を浮き上がらせて、バキバキに勃ち上がったペニスが淡いピンクのコンドームに包まれて……。
僕は無意識にゴクリと喉を鳴らした。