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君とならキスだけで【TIGER&BUNNY】

第14章 君の手をひいて歩く僕の未来


無惨な音を発てて引き裂かれるシャツ。

四方八方へ飛び散るボタン。

ああ……このシャツお気に入りだったのになァ…なんて呑気なコトを考えてる間も、バーナビーの手は私の身体を弄っている。

抵抗したって身長185cmで鍛え抜かれたボディのバーナビーから逃れるなんて出来ない。

大声をあげたとしても、このマンションは防音も完璧。



……………こんなの、只のレイプだ。



子供を作る為の行為じゃない。

上半身を露わにされて、スカートを穿いたままバーナビーの手で大きく開脚させられても、私は声も上げず身動ぎもしなかった。

ただやっぱり涙だけはどうしても止まらなくて、目尻から静かに止め処なく溢れ落ちる涙に濡れた目で………

苦しそうな顔をして私を組み敷くバーナビーをずっと見上げていた。
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