第14章 君の手をひいて歩く僕の未来
私の股間に顔を埋めたバーナビーが夢中で舌を使ってる。
しかもショーツの上から。
ショーツを脱がしもせず、私の敏感な部分を執拗に舐め回しているんだ。
直接じゃなく、薄い生地を一枚隔てたその焦れったい感覚が気持ち悪くて
「んぅ……」
私は何度も身体を捩じらせた。
「コレ、下着に滲みてるの……
僕の唾液だけじゃないですよね?
もう、グショグショですよ……さん。」
………どうしてわざわざそんなコト言うのかな?
私の浅はかな知識でも、男の人はイヤラシイ言葉で女の人を辱めて興奮するんだって分かってるけど……
まさかバーナビーもそういう嗜好があるなんて思わなかった。
ここで私も恥ずかしがればいいの?
そうすればバーナビーは悦ぶ?
そんな風に考えちゃってる時点で、バーナビーのしてくれている行為は効果が無いってなっちゃうんだけど。
きっとバーナビーは、感じ過ぎて蕩けそうになって『もう許して』って涙声で懇願しながらイッちゃう私を待ってる。
…………初めての夜以来、私はずっとそうだったから。
だけど今夜は、全然乱されたりしない。
頭の中は自分でも驚くくらいに冷静だった。
だから『心と身体って、本当にちゃんとリンクしてるんだ』なんて真面目なコトまで考えてしまう。
「さん……僕に集中して。
何を考えているんですか?」
「………下着、そんなに汚されちゃったら帰れないなァ…って。」
私も馬鹿正直に答えなくたって良かったのに、そんな冷静な態度がバーナビーはカチンと来たみたいだ。
「帰さないって言ったでしょう。
これからさんは毎日僕に抱かれるんです。
妊娠するまで、毎日です。
覚悟しておいて下さいね。」
そして苛立たし気な手付きで、漸く私のショーツを少し乱暴に剥ぎ取った。