• テキストサイズ

君とならキスだけで【TIGER&BUNNY】

第14章 君の手をひいて歩く僕の未来


50階のロイヤルスイートルーム。

バーナビーってば、一泊でリザーブしてたんだ。

やっぱり………そういうコトだよね。

色々想像しちゃって1人で顔を赤くしながら部屋に入ると、テーブルの上にさっきまでは無かった物が用意されている。


Boërl & Kroff Brut Rose…………

シャンパンだよね。

それからとても2人では食べきれない程のカットフルーツデコレーション。


「ふふ………」

苦笑いを浮かべた私はその場にしゃがみ込んでしまった。

コレ、一体いくらするの?

この部屋のリザーブだけだって、きっと私には想像も付かない金額だよね。

これがバーナビーの隣に居るってコトなんだ。

クスクスと笑い続けながら、何故か私の両目からは涙が溢れていた。


暫くの間そうしてたけど………余りゆっくりもしてられない。

急がないとバーナビーが戻って来ちゃう。

私は急いでドレスを脱ぎ、メイクも落として綺麗にセットしてもらった髪も解くと、着てきた服に着替えて部屋を出た。

そしてルームキーをフロントに預けてホテルを出てから大きく伸びをする。

「んー………
 さ……家に帰ろう。」
/ 461ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp