第1章 Red Lip
「僕のペニスを咥える貴女の姿は
虎徹さんのお好みではないようですし……
先に進みましょうか?
フフ……虎徹さんにも愉しんでもらえるように
思い切り啼いて下さいね、さん。」
「ッ…ハァッッ…」
デカ過ぎるソレを引き抜かれて、俯いたままケホケホと噎せるさん。
そのアゴを捉えて上向かせたバニーはさんのおでこにチュッ…と口付けた。
こーゆー行為もさ……バニーがやるとホント、絵になるよ。
悔しいけど、スゲーカッコイイんだ。
さんを優しく横たわらせたバニーは、その流れで自分も全裸になるとベッド脇のナイトテーブルの引き出しからゴソゴソと何かを取り出す。
……って、それコンドームじゃん!
何だよ、ちゃんとストックしてあるんならオレにも分けてくれたって………
あ………ダメだ。
………XLって書いてある、アレ。
いやいや、それ以前にさ……
バニーにはコンドームを常備しておく必要のある相手が居るって事なのか?
うーーー……やっぱり何かイラついちまう。
「虎徹さんをナマで受け入れた貴女も
ご自身で何か対策はされているんでしょうけど
セーフティセックスは大人の男として常識ですからね。」
オレの方へチラッと視線を向けたバニーが、手際良くコンドームを装着していく。
相手を待たせない絶妙なタイミングとか……
バニーのヤツ、本当に慣れてやがるよなァ。
………チクショー!