第10章 真夏の夜の訪問者 前編
バニーのフェラで1回。
2回目は当然バニーの中に射精した。
俺を受け入れてくれたバニーが堪らなく可愛くて愛おしくて、『抱き締めて眠りたい』そう思ったのに……
それはどうやら俺だけだったみたいだ。
バニーからイチモツを抜く事も許されず、射精した先からまた言葉1つ、仕草1つで勃起させられちまう。
3回目……意識が朦朧とし始める。
「ばに……も…無理だ……」
「ウソ……
まだイケるでしょう?」
「違ッ……マジでッ……ウアッ!」
バニーの中はまるでソコ自身が意識を持っているように、容赦無く俺を搾り取り続けた。
そして4回目。
「虎徹さん……虎徹さん?
ホラ、しっかりして。
貴方のペニスはまだ、僕の中ですよ。」
「もう……許して…くれ…
頼むから……バニー……
頼む……もう……」
俺は泣きながら懇願する。
バニーより12も年上のオッサンが涙を流して「許してくれ」だなんて、どれだけ情けなくてみっともないのか……
分かっててもそうなっちまう程に俺は限界だったんだ。
「泣かないで……虎徹さん……」
冷たい指先で俺の目尻をなぞるバニーの柔らかい声色が僅かな安堵をもたらしたけれど、俺を見下ろしているそのグリーンアイは………
ガラス玉そのもので………
「………ヒッ…ィ…」
俺は小さく喉を鳴らし、全身をブルッと震わせた。
「愛しイ虎徹さン……
貴方ヲ、ゼンぶ、ボクガ……イタダキマスネ…」
そしてバニーの《中》は、俺のイチモツを食い尽くすように大きく《動く》
辛うじて覚えているのはここまで。
5回目に射精した後、遂に俺の意識はプッツリと途切れた。