第10章 真夏の夜の訪問者 前編
「ア……ンン……」
俺の上でバニーが……
自分の指で……
自分のアソコを……
弄ってる。
グチグチと生々しい音を発てて拡張してる。
「も……少し……ンッ…
待ってて下さいね、虎徹さん。
スグに挿入るようになりますから……」
しゃぶり付きたくなる程の色っぽい表情で俺を見下ろすバニーから目が反らせねえ。
今からナニをするんだ……って考えただけで、俺のイチモツはもうガッチガチだ。
さっき射精したばかりなのにさ……
自分の淫奔さにはほとほと呆れちまう。
一目で分かるくらい興奮してるクセに、それでも俺は何がバニーをここまでさせてるのか不思議で堪らねえ。
「なァ……バニー。
ホント……どーしたんだよ、お前?」
「何が……ですか?
ハア……ア…」
「だってさ……急にこんなコト…」
「急に……じゃないですよ。
僕はずっと……虎徹さんが欲しかった。
好きなんです、貴方が。」
「………バニー。」
「虎徹さんは?
僕が嫌い?
僕の事……欲しくない?」
「んなワケねえ!
俺だってバニーの事、ずっと……」
「ふふ………嬉しいです。
じゃあ……もういいですよね?」
「へ……?
アッ……うわッ…」
ゆっくりと腰を落としたバニーの中に俺の先端が埋まる。
その熱さと共に、中腰のせいで張ったバニーの脚の筋肉にも俺は興奮しちまった。