第1章 Red Lip
頬をピンクに染めて、ハアハアと至福の吐息を漏らすさん。
オレの時とは全然違うその様子に……うーん、やっぱ妬いちまうよなァ。
「可愛い……」
上体を起こしたバニーはそう囁いて、さんのおでこに浮かんだ汗を指先で拭ってあげていた。
その姿を見てハタと気付く。
………ちょっと待て。
オレ、もしかしてさんに対して妬いてるんじゃねえか?
いやいやいや……そんなハズは……
だって、それじゃまるで……オレがバニーの事を……
カチャカチャと聞こえた金属音にハッと我に返れば、立ち上がったバニーがベルトを外してる。
「そろそろ僕も限界なんです。
もう、ココがキツくって……
分かります?」
さんに向かって言ってるんだよな?
でもなんかさ、まるでオレに見せ付けてるみたいで……
だって、バニーのソレ……デカくねえか?
チノパンのジッパーが弾けそうなくらいに膨らんでるじゃん!
「ね……お願い。
舐めて下さい……さん。」
バニーが自分でジジジッ…とジッパーを下ろすと同時に、さんは膝立ちになった。
そしてパンパンに膨張したアンダーウエアに唇を這わす。
「ンッ……」
ピクンッと僅かに仰け反って眉を顰めるバニーがどうにも色っぽい。