第1章 Red Lip
「ね……バーナビー……」
何かを強請るような視線でバニーを見つめるさんに、バニーは柔らかく微笑んだ。
「キスですか?
いいですよ……キス、しましょう。」
エッ……あれだけでキスしたがってるって分かんの?
一回りも年下のバニーに全く敵わない自分の不甲斐無さが情けなくて、おじさん泣きそうだよ。
「ん…ぅ……ふッ…」
唇を重ね舌を絡ませ合っても、バニーは目を閉じない。
さんの些細な反応も見逃さないようにしているんだ。
………勉強になります!
「そろそろコッチも触って欲しそうですね。」
言うや否やバニーの右手がさんの股間に差し込まれる。
「アアッッ……」
「ホラ……ダメですよ。
キスは続けなくちゃ。」
「ンンーーッ…」
身悶えるさんを拘束するみたいに激しいキスを続けるバニー。
その間にもさんの両脚が徐々に開いていき、バニーの長くて綺麗な指がイヤラシく動いているのが見えた。
最後にチュッ…と音を発てて唇を解放したバニーはズルズルと身体を屈ませ、さんの股間に顔を寄せる。
「もうグズグズですね。
物欲しそうにヒクヒクしちゃって……
ホント、イヤラシイな。」
ソレを目の前にして良くそんな余裕あるよね、バニーちゃん!?
オレだったらもうスグにでも……
ジュッ……ジュルッ……
そうそう、男ならそうしちゃうよな!
オレが想像した通り、バニーもさんの股間に顔を埋め溢れ出る液体を啜り始めた。
イヤラシイ吸引音が響く度にさんはビクビクと何度も身体を痙攣させて、その表情は一層トロけていく。
流石スーパールーキー、バーナビー・ブルックスJr.は有言実行だな…なんて変な事を考えちまう自分が馬鹿馬鹿しいぜ、全く。