第8章 love's oracle ~dandelion~ Ⅱ
「ゴム…着けっから……」
ベッドサイドのキャビネットからコンドームを取り出す俺。
そりゃあさ、正直……ナマで挿入れてーよ。
をナマで感じてえ。
けど、そんな俺の薄汚い欲望より、今は何よりもを大事にしたいんだ。
右手でペニスを扱きながら、咥えたパッケージを左手でピッと開ける。
中身を取り出して、ペニスの先端へ………
この一連の行為をはじっと食い入るように見てた。
うん、初めてなんだよな?
男がこういうコトするのを見るのは。
分かってるけどさ……流石の俺もちょっと恥ずかしいわ。
だから………
「……着けてみるか?」
なーんて、照れ隠しもいいトコなセリフを言ってみると……
「いいの!?」
はキラキラした目で俺を見上げやがった。
……………マジで?
「あー…構わねーけど……」
「じゃあ…あの……
教えて?」
何だ、そのdead or aliveみてーな顔は?
そんな必死になるよーなコトじゃねーんだけど、コレ。
でもまあ、はなりに俺の想いに応えようとしてくれてンだな。
そう思うと胸が締め付けられる程に嬉しいし、更にが愛おしい。
けど……それ以上に興奮しちゃうんだからさ……
こんなコト、この先絶対に俺以外にさせねーからな。