第8章 love's oracle ~dandelion~ Ⅱ
「イイんだぜ、変になったって。
そーゆーモンなんだから。」
「だって…変になったら……
きっと…ライアン……
私のコト、嫌いになっちゃう……もん。」
何だ、ソレ?
……ったく、どこまで可愛いんだよ。
「バーカ。
嫌いになるなんて絶対ねえ。」
「………ホント?」
の後頭部を掴んで固定させてから
「だから……
変になって見せてくれよ。」
唇を塞ぎ、指の動きも逸らせた。
ワザと下品な音を発てての中を掻き回す。
「んッ……ぅんッ……」
喘ぐ度に俺の指を締め付け、どんどんと熱くなるソコはそろそろパラダイスの一歩手前ってトコか?
「ラ…イアン……ライアンッ……」
ああ、ホラ……俺の名前を呼びながらイッて………
「アアッッ……クるッ……
なんか……キちゃ…うッ……」
……………イイねえ…。
『イッちゃう』んじゃなくて『キちゃう』タイプなワケだ。
そんな天使みてーな顔してさ、ベッドの上では貪欲だなんて……最高だ。
何だろーなァ……この感情。
とにかくが俺の腕の中で、俺の手で、オーガズムに達してくれるのがさ……
嬉しくて嬉しくて……
変だよな……俺がイクんじゃねーのに、こんなに気持ち良くって幸せだなんて。
「……愛してる。」
耳元で囁いて、2本の指先で最奥をゴリッと圧し込んでやった瞬間………
「んんんうぅッッー……!」
ブルッ…と大きく震えたは、天使の顔を『女』に変えた。