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君とならキスだけで【TIGER&BUNNY】

第7章 love's oracle ~dandelion~ Ⅰ


「オイッ……しっかりしろ!
 ッ!?」

「ヤダッ……イヤだッ……
 離してええッッ…」

俺の手を振り払い逃げようとするけど、ロクに身体を動かせねえみたいだ。



「お願い……止めて……
 触らないで……
 怖い……怖いよ……
 助けて……
 お願い……助けて……」


殻に閉じ籠もるように全身をギュッと丸め、ガタガタと震えながら呟く。

その目にはもう俺は映っていなかった。
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