第6章 Loving you is Killing me.Ⅲ 後編
「………嬉しい…ですか?」
「うん。
バニーのココがさ、もう柔らかいってコトはさ……
オレ、バニーを傷つけなくてイイってコトだろ?
痛い思いさせなくてイイんだろ?
バニーにはさ………
『気持ちイイ』ってのだけ、与えてやりてーんだ。」
「虎徹さん……」
「だってオレは……
スッゲー痛かったんだからなッ!」
あ……僕が無理矢理した時の……
「ごめんなさい……
今更ですけど、ホントにごめんなさい。」
震える声で謝罪する僕の鼻を、虎徹さんの指先がキュッと摘んだ。
「もういい…って。
だからさ……今夜はバニーの中でイカせて?」
「………ッ!」
そう言って僕を真っ直ぐに見つめる虎徹さんがカッコ良くて、妖艶で……
僕は返事も出来ずにコクコクと頷くだけだった。
「もートロットロだし……
イイよな?」
「……ハイ。」
「あ……でも痛かったり辛かったりしたらちゃんと言えよ。」
コレ……ライアンにも言われたな。
どうしてライアンも虎徹さんも、僕なんかをこんなに大事にしてくれるんだろう?
「余裕だな……バニーちゃん。」
「え……?」
「何か別のコト、考えてたろ?」
「いえ……そんなッ…」
図星を突かれてドギマギする僕に覆い被さった虎徹さんの両腕がギュッと抱き締めてくれて
「オレのコトだけ……考えてろよ。」
耳元でそんな言葉を囁かれてしまえば、自然と僕の腕も虎徹さんの背中に回った。