第6章 Loving you is Killing me.Ⅲ 後編
何なんだろう……
ホントにこの人の事が好き過ぎてどうしようもない。
だから僕は虎徹さんに向かって手を伸ばし、掠れた声で懇願した。
「お願い……
虎徹さんも……脱いで…
僕だって、貴方に………触れたい。」
少しだけ驚いた顔をした虎徹さんは、それでも再び笑顔になって
「ああ……そーだな。
バニーだけが裸じゃ可哀想だ。」
着ている物を全て脱ぎ捨てる。
あの夜、僕が無理矢理に暴いた身体。
コクリと喉を鳴らし、その整ったボディラインに自分の下卑た視線を這わせていけば……
虎徹さんのペニスももう充分にエレクトしていた。
「虎徹さん……ソレ…」
僕の視線に気が付くと、彼はまた僕を煽るかのように愛らしくはにかむんだ。
「仕方ねーだろ……
バニーのこんな可愛い姿見せられちまえばさァ…」
「じゃあ…今度は、僕が……」
そう言って伸ばしかけた僕の手をパシッと掴むと
「ダーメ…」
その手に唇を寄せて口角を上げる虎徹さん。
「バニーのキレイなお手々も可愛いおクチもかなり魅力的だけどさ……
今夜はココで……イカせて。」
「……ンッ!」